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病院長挨拶

今年は巳年です。巳の原字は、頭と体ができかけた胎児であり、転じて草木の成長が極限に達して、次の生命が出来始める時期という意味だそうです。1月1日から当院は新院長、副院長になり、新しい幹部チームになりました。その意味でまさに当院にとって相応しい年と言えます。

 

変動する社会、地域の要請に応じて新しいこと、改革が必要なのは当然です。当院70周年記念誌の巻頭言で当時の深井院長が「建礎」という言葉を造語し、先人がこれまで営々と作ってきてくれた今の病院を基に職員一丸となり病院に必要な新しいことをやっていこうと提言されています。その一つとして、この4月から呼吸器外科医を1名増員します。また呼吸器内科医2名の増員も決定しています。地域の皆さまが当院へ期待する診療領域の一つである呼吸器診療をさらに充実したものになるよう努力いたします。また今年の4月を目途に、重心病棟をこれまでの40床3個病棟から、60床2個病棟へ転換いたします。60床化にあたっては、入院患者さまの転床、職員の配置転換が同時に行われるため、患者さまに予想以上のストレスが掛かるリスクがあります。ストレスを最小限に抑えつつ60床化をおこないます。

 

改革は必要ですが、地域の皆さまのために昨日までやってきた良いことの基本は変わりません。昨日までやってきた良いと思うことを今日も明日も継続します。私自身、当院へ勤め始めてからこの3月で丸25年、4半世紀になりました。患者さまに当院へ来てよかったと思える病院になるよう全職員と一致協力して今後も努力してまいります。

 

当院は以前より、地域と皆さまの信頼のもと医療関係者や自治体とも連携を取りながら、医療を通じて地域の安全と安心に貢献をしてきました。当院の特性に応じて医療を提供していくことが当院の役割と考えております。地域の皆さまとのコミュニケーションを深めると共に、職員一丸となって地域医療の質の向上に寄与してまいります。引き続き地域の皆さまの暖かいご支援とご助言を心よりお願い申し上げます。

 

 平成25年2月1日

国立病院機構茨城東病院院長 齋藤 武文