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病院長挨拶

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本年4月16日に重症心身障害児(者)病棟がそれまでの40床3個病棟から、60床2個病棟体制へ転換しました。それと併せ、重症心身障害児(者)病棟増築整備も行われ、新しく治験管理室、視聴覚室を設けました。7月5日に視聴覚室完成を記念して日本スヌーズレン協会チーフコーディネーター小菅秀泰先生を講師としたスヌーズレン研修会を開催します。スヌーズレンという言葉に馴染みのない方が多いと思います。オランダの重度の知的障害のある人びとの施設ではじめられた取り組みです。その活動は、光や音、アロマなどを使用して、視覚・聴覚・嗅覚など様々な感覚を統合的に心地よく刺激する環境を作り、利用者自身のペースで好きな刺激を楽しみながら、興味ある活動を引き出したり、リラクゼーションを促したりするものです。オランダから世界に広がったこの取り組みは、レクリエーションから教育、セラピーとしての取り組みとしての広がりを見せ、また実践の場も障害者のみならず高齢者の施設、保育所、小学校、ホスピス等でも行われるようになっています。このように当院では超重症児、準超重症児が年々増加し、医療度が高まっている重症心身障害児(者)診療の中において知育を大事にきめ細かい充実した重症児医療を実践します。

 

当院は病院機能評価病院、地域医療支援病院、茨城県がん診療指定病院などの指定のほか、呼吸器疾患に関する高度専門医療が実施できる病院として、教育、研修に力を入れています。この3月21、22、23日に米国ハワイ州Tripler Army Medical CenterからDr. Christine Fukuiが当院を訪れ、後期研修医の実地指導をしました。若手医師は拙いながらも懸命に英語を駆使し、症例提示しました。米国医学に触発されたようでした。ホームページ「医療関係者の方」→「講演会・研修会のお知らせ」をクリックして頂ければ、そのときの様子を見て頂けます。9月には米国ハワイ大学呼吸器内科Dr. Benjamin Bergが、12月には米国ハーバード大学Dr. Henry Kozielによる実地研修を予定しています。また例年、秋に開催されていた「結核臨床研修会」を、6月15日に前倒し茨城県メディカルセンター(水戸市)において開催しました。当日は約100名の皆様に出席して頂き、大盛況に終わることができました。公益法人結核予防会結核研究所抗酸菌部細菌科細菌検査科長 御手洗聡先生から最新の抗酸菌検査について特別講演して頂きました。行政を含め、結核医療に関わる方々への貴重な情報発信の研修会になったと自負しています。

 

当院は以前より、地域と皆さまの信頼のもと医療関係者や自治体とも連携を取りながら、医療を通じて地域の安全と安心に貢献をしてきました。当院の特性に応じて医療を提供していくことが当院の役割と考えております。地域の皆さまとのコミュニケーションを深めると共に、職員一丸となって地域医療の質の向上に寄与してまいります。引き続き地域の皆さまの暖かいご支援とご助言を心よりお願い申し上げます。

 

平成25年7月吉日

国立病院機構茨城東病院長 齋藤 武文

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