スヌーズレン研修の開催について

当院の重症心身障害病棟では、本年3月末の病棟増改築完成に続き、6月末に視聴覚棟が完成しました。この視聴覚棟には、スヌーズレンを実践する目的で視聴覚室を新設したことから、その完成を記念して、7月8日(金)に、「スヌーズレン研修会」を開催しました。


「スヌーズレン研修会」では、齋藤院長より、念願の視聴覚棟の完成であり、入所者の皆様に対して、より質の高いケアが提供可能となったこと、また、今回の研修会を通じ、スヌーズレンの実践を経験して、入所者へ実践して欲しい旨の挨拶がありました。その後、本研修の講師としてお招きした日本スヌーズレン協会理事兼チーフコーディネーターである小菅 秀泰氏により、前半はスヌーズレンに関する基本的な講義(写真①)を、後半は、新設された視聴覚室において、実際にスヌーズレンの遊具を使用した実技指導(写真②)が行われました。


研修会には、当院の職員の他、重症心身障害病棟の入院患者様のご家族や特別支援学校の教諭にも参加いただきました。


この研修会全体を通じて、単にスヌーズレンに関する知識や技術の伝達にとどまらず、障害を持つ利用者一人ひとりの思いや感覚の受け止め方に寄り添った活動を展開していくことの重要性について、理解することが出来ました。


今後、スヌーズレングループを編成し、この新しい視聴覚室を使用して、入院患者様の更なるQOL向上に繋がるような活動を定期的に実践していきたいと思います。

茨城東病院療育指導室

主任児童指導員 庄司 愛


写真① 小菅氏によるスヌーズレンの講義

写真② スヌーズレンの実技指導


スヌーズレンとは、オランダの重度の知的障害者施設で始められた取り組みで、光や音、アロマなどを使用して、視覚・聴覚・嗅覚など様々な感覚を統合的に心地よく刺激する環境を作り、障害者自身のペースで好きな刺激を楽しみながら、興味ある活動を引き出したり、リラクゼーションを促したりするものです。